キャバクラ勤務という選択。見られ方よりも大切にしたかったこと

元看護師×キャバ嬢×在宅ワーカーの転職ストーリー

はじめに

看護師を辞めた後、私は生活費を稼ぐためにキャバクラで働き始めました。
「キャバクラ」という言葉には偏見やイメージがつきまとい、正直周囲の目も気になりました。

でも私にとっては、ただのお金稼ぎの場所以上に、大切な気づきを得る場でもありました。

今回は、その経験を通じて私が大切にしたかったこと、そして変わっていった価値観についてお話しします。


生活を支える現実的な選択

看護師を辞めたあと、すぐに次の仕事が見つかるとは限りません。
私は収入を得るために、学生時代にアルバイトで働いていたキャバクラに戻る決断をしました。

「派手な仕事」と見られがちですが、私にとっては「働く場所」のひとつにすぎませんでした。
大切なのは「どう働くか」であり、「どこで働くか」ではないと思ったのです。


周囲の目と自分の気持ちのギャップ

とはいえ、キャバクラ勤務を選んだことを周囲に話すのは勇気がいりました。

「大丈夫?」
「そんな仕事でいいの?」

そんな言葉を浴びることもあり、心が折れそうになる日もありました。

でも、誰の目を気にしても、自分の人生は自分のもの。

「他人がどう思うかよりも、自分がどう感じるか」
この思いが、私の心の支えでした。


キャバクラで学んだ人との距離感

働く中で、キャバクラは単なる接客業ではないと感じました。

お客様一人ひとりに寄り添い、心地よい時間を提供することが求められます。

無理に強がらず、自分らしさを大切にしながら、適度な距離感で関わること。

これは看護師時代にはあまり考えなかった、人間関係の新しい形でした。


No.1ではなくNo.2であることの心地よさ

私は“ナンバーワン”のキャバ嬢ではありませんでしたが、“選ばれ続けるNo.2”という居場所がありました。

1番ではないからこそ、強がらず、自然体でいられる心地よさがありました。

これは、私が大切にしている「無理しない働き方」にもつながっています。


自己肯定感が少しずつ回復していった

キャバクラでの経験は、自己肯定感を取り戻すきっかけにもなりました。

「私を選んでくれる人がいる」
「私でいいと言ってもらえる」

そんな日々の積み重ねが、自信となり、次のステップへ進む勇気を与えてくれました。


働き方の幅を広げる経験として

キャバクラ勤務は、決して誰もが誇れる経歴ではないかもしれません。

でも、多様な経験を経て、私は「自分に合った働き方」を模索できるようになりました。

この経験があったからこそ、今の在宅経理の仕事にもつなげられたと思います。


おわりに

キャバクラ勤務は、私の人生の中で大切な経験のひとつです。

偏見や周囲の目を気にせず、自分の価値観を大切にすることの大切さを教えてくれました。

これからも、自分らしい生き方・働き方を追求していきたいと思います。


▶【次回記事リンク】⑦ No.1じゃない、でも選ばれ続けた。No.2キャバ嬢という居場所

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